野球好きにオススメな本

やんや、今日もなまらねあっちゃかったて〜（いやいや、今日も大変暑かったですね）。
ローカルニュースじゃ最高気温が30度を越えたとか言ってました。まだ5月だぞ・・・。
私の部屋は2階で、南側と西側に窓があるので室温も結構上がります。しかし、近所の工事が追い込みの時期らしく、窓を開けておくとうるさいです。マジでエアコン使うか扇風機を出そうかなぁ・・・。

『スカウト』（後藤正治／講談社文庫）を読み終えた。広島・大洋・オリックス・日ハムでスカウトとした活躍した木庭教（きにわさとし）を中心に、日本プロ野球界のあまり表には出ない部分を描いたノンフィクションである。プロ野球という華やかな世界に関するものだが、あまり派手な内容ではない。
懐かしい選手や現在も活躍する選手など実にさまざまな名前が出てくる。木庭は、長年在籍した広島では衣笠・三村・池谷・大野・紀藤など多くの選手を担当した。大洋在籍時に入団してきた選手では、盛田・進藤・谷繁・石井琢・佐々木などがいる。名スカウトといえるだろうが、それでも見つけた選手がすべて大成するわけではない。活躍することなく消えていく選手も多いのがプロ野球の現実なのだろう。
木庭だけでなく、他のスカウトや選手達のインタビューもいろいろ載っている。戦後の日本プロ野球史の裏側がわかると思う。厚さをあまり感じず、ほぼ一気読みしてしまった。木庭の経歴から広島に関する部分がやや多めだけれど、どのチームのファンの人でも単にプロ野球好きな人でも楽しめる本だと思う。