ISBN:4334737293 文庫 矢崎 存美 光文社 2004/08 ¥500
8月ももうすぐおしまいなので、夏休みの読書感想文です。といっても、私の夏休みはお盆時期の4日間だけだったんですけどね。
この本は夏休みに横浜へ出かけた時に帰りの新幹線で読みました。ぶたぶたは、しっぽがおみくじ結びになっているピンク色のかわいいぶたのぬいぐるみ。しかし、その実態は妻も子もある中年男(妻子は人間らしい)で、フルネームは山崎ぶたぶた。動いてしゃべってメシも食うぶたのぬいぐるみをきっかけに巻き起こる出来事を軽快につづったシリーズものです。
この本での山崎ぶたぶたは、義母の代理でカルチャースクールのエッセイ講座に通うことに。当然のことながらぶたぶたに驚いたりとまどったりする講師や他の受講者たち。それぞれの立場から見たぶたぶた、そしてぶたぶたと出会ったことにより起こる変化が描かれています。
ぶたぶたのシリーズを読むたびに思うことは、やはり「ぶたぶたさんとお友達になりたいっ!」ということでしょうか。ぶたぶたさんの存在そのものはファンタジーなんだけど、どこにでもありそうな日常の中に溶け込んでいるのです。
ぶたぶたのシリーズはどれも1冊で完結しているので、どの本から読んでもOK。漫画化されているものもあります。漫画も小説も気軽に読めてほんわかあったかい気持ちになれるので、おすすめのシリーズです。

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